AI 実務活用ハンズオン
セットアップ
事前セットアップがお済みでない方はこちらをご覧ください
- Claude Desktop をご利用の方: AWS Bedrock × Claude Cowork セットアップ手順 をご参照ください。
- Kiro をご利用の方: Kiro セットアップ手順 をご参照ください。
解凍すると、次の構成のフォルダができあがります。
handson-sample/
├── sample-data/ ← 演習で使うデータ一式
│ ├── expense-receipts/
│ ├── messy-downloads/
│ └── sales-data/
└── output/ ← 演習の出力先(空)
解凍した handson-sample/ フォルダを AI アシスタントの「選択中フォルダ」にしておいてください。
以降のプロンプトはすべて、このフォルダからの相対パス(sample-data/..., output/...)で書かれています。
演習マップ
| # | テーマ | 使うデータ | 出力 |
|---|---|---|---|
| 01 | 3 つの Excel を統合・集計 | sales-data/ | Markdown |
| 02 | 統合データから HTML ダッシュボード | sales-data/ | HTML |
| 03 | 統合データから経営会議向けプレゼン | sales-data/ | .pptx |
| 04 | 散らかったフォルダの自動整理 | messy-downloads/ | 整理後のフォルダ |
| 05 | 領収書 → 経費精算 Excel | expense-receipts/ | .xlsx |
013 つの売上 Excel を統合してカテゴリ別に集計
シナリオ
あなたは経営企画部の担当者。部長から「来週までに、東日本と西日本の売上をまとめて、カテゴリ別の月次売上を出しておいて」と頼まれました。共有フォルダを開くと、東日本支店から届いた Excel、西日本支店から届いた Excel、そして商品マスタの 3 ファイルがあります。中を覗いてみると、どうやらカラム名や日付の書き方が支店ごとにバラバラで、そのままでは統合できなさそう。仕方ない、AI アシスタントに任せてみましょう。
プロンプト
sample-data/sales-data/ にある3つのExcelファイルを読み込んで、東日本と西日本の売上を統合し、商品マスタと突合して「カテゴリ別の月次売上」を集計してください。
【お願いしたいこと】
1. 3ファイルそれぞれの中身(カラム名・行数・サンプル数行)を確認
2. 統合する上で気になった点(カラム名のズレ、データ型の違いなど)を教えて
3. 統合後のデータでカテゴリ別売上ランキングを表示
実行はあなたに任せます。日本語で結果をまとめて output/ に Markdown ファイルとして保存してください。
答え合わせ
- 東日本(
日付 / 商品コード / 売上金額)と西日本(計上日 / 商品ID / 金額(円))でカラム名が異なることが検出される - 西日本の
計上日が文字列型であり、日付型への変換が必要なことが検出される - 商品マスタの
商品コードをキーに JOIN され、カテゴリ別売上ランキングが表で提示される
02統合データから経営会議向け HTML ダッシュボード
シナリオ
集計した数字を部長に見せたところ、「これ、来週の経営会議でも使いたいから、もう少し見栄えよくしてくれない?」と追加のリクエスト。Excel の表をそのまま貼り付けるのも味気ないし、グラフを 1 枚 1 枚作るのも面倒…。そこで、先ほど統合したデータを使って、AI アシスタントにそのまま HTML 形式のダッシュボードを作ってもらうことにしました。演習 01 と同じセッションで続けて指示するのがコツです。
プロンプト
いま統合したデータを使って、経営会議向けのHTMLダッシュボードを1ファイルだけ作ってください。出力先は output/dashboard.html でお願いします。
【含めてほしい要素】
- ① カテゴリ別の売上(棒グラフ)
- ② 東日本 vs 西日本の地域比較(円グラフまたは横棒)
- ③ 売上TOP5商品(ランキングカードまたはテーブル)
- ④ 全社合計売上・取引件数・平均単価のKPIカード(上部)
【見た目の要件】
- 日本語、フォントは見やすく
- 1画面でスクロール最小、配色は落ち着いたビジネス系
- グラフは Chart.js を CDN 経由で使ってOK
- 追加のサーバ起動は不要、ブラウザでHTMLを開くだけで動くこと
完成したらブラウザで開けるよう dashboard.html のフルパスを最後に教えてください。
答え合わせ
- 上部に KPI カード(売上合計 / 件数 / 平均単価 など)が並んでいる
- カテゴリ別売上の棒グラフ、地域比較の円グラフ、TOP5 商品テーブルがそれぞれ表示される
output/dashboard.htmlをブラウザで開くだけで動作する(外部サーバ不要、Chart.js は CDN 読み込み)
03統合データから経営会議向けプレゼン (PowerPoint)
シナリオ
HTML ダッシュボードを部長に見せたら、「いいね、これそのまま経営会議にも持っていきたい。ただ、会議室のスクリーンに映すならパワポの方が扱いやすいから、スライドにしてくれない?」と追加のお願い。せっかく統合した売上データと、ダッシュボードで整理した切り口があるので、これをそのままプレゼン資料に作り変えてもらいましょう。演習 01・02 と同じセッションで続けて指示するのがコツです。
プロンプト
いま統合した売上データと、先ほど作ったダッシュボードの切り口をもとに、経営会議向けのプレゼン資料を作成してください。
【スライド構成】
- ① タイトル(2026年4月度 月次売上レビュー)
- ② 全社サマリー(売上合計・取引件数・平均単価のKPI)
- ③ カテゴリ別売上ランキング(棒グラフ+簡単な所感)
- ④ 東日本 vs 西日本の地域比較(円グラフまたは横棒)
- ⑤ 売上TOP5商品
- ⑥ 来月に向けた提案事項(3点)
【見た目の要件】
- 日本語、フォントは見やすく
- 配色は落ち着いたビジネス系
- 1スライド1メッセージで、文字は詰め込みすぎない
PowerPointファイル(.pptx)として作成し、output/sales-review.pptx として保存してください。
答え合わせ
- 指定された 6 章立てがそのままスライド構成になっている
- KPI / カテゴリ別ランキング / 地域比較 / TOP5 商品が、それぞれ別のスライドで整理されている
- 「来月に向けた提案事項」に、データから読み取れる具体的なアクションが入っている
output/sales-review.pptxとして PowerPoint で開ける形式で保存されている
04散らかったダウンロードフォルダを自動整理
シナリオ
金曜の夕方、ふとダウンロードフォルダを覗いてみると、Excel・Word・PowerPoint・スクリーンショット・メモ書きが入り乱れた状態。「Screen Shot 2025-12-08 at 3.14.22 PM.png」のような無造作なファイル名も山ほど。週末までに整理して、月曜の朝にはスッキリした状態で仕事を始めたい。とはいえ、1 つひとつ手で動かすのは骨が折れるので、AI アシスタントに任せて自動で仕分けてもらいましょう。
プロンプト
sample-data/messy-downloads/ 内のすべてのファイルを、ファイル形式(スプレッドシート、ドキュメント、画像、プレゼンスライド、メモ)ごとにサブフォルダへ整理してください。ファイル名がバラバラなものは、先頭に日付を置く形式にリネームしてください。実行前と実行後のツリー構造(ディレクトリ構成)を表示してください。
答え合わせ
spreadsheets/documents/images/presentations/notes/の 5 フォルダができるScreen Shot 2025-12-08 at 3.14.22 PM.pngのようなファイルが2025-12-08-screenshot.pngなどに揃う
05領収書の画像 → Excel の経費精算書
シナリオ
出張から帰ってきた金曜の夜、財布から出てきた領収書の山。月末までに経理に提出しないといけないけれど、エクセルに 1 件ずつ手で打ち込むのは正直しんどい…。今回はスマホで撮った領収書の画像を、AI アシスタントに読み取らせて、そのまま経費精算用の Excel を作ってもらいましょう。日付・店名・金額をいちいち手入力する必要がなくなれば、夜の時間が自分のものに戻ってきます。
プロンプト
sample-data/expense-receipts/ にあるすべての領収書画像を読み込み、Excel形式で経費精算書を作成してください。列(カラム)は「日付」「ベンダー」「カテゴリ」「金額」「通貨」「支払い方法」「目的」としてください。output/ に expense-report.xlsx という名前で保存してください。
答え合わせ
- 行数 = 画像ファイルの本数と一致
- 各画像から日付・店舗名(ベンダー)・金額が正しく読み取れている
- カテゴリが「交通費 / 飲食費 / 備品」など適切に分類されている
- 合計行が入っていれば加点